先日、某大学の哲学教授の講話を聞く機会がありました。王権神授説と社会契約説を、ガリバーとロビンソン・クルーソーをたとえにして初心者向けに解説する、というものでした。 お話の内容は、同時代に生きた作家である二人の立場が、スゥイフト=王権神授説側、デフォー=社会契約説側であった、という前提から、両主人公の振る舞いや台詞を対比させつつ、社会における王権の根拠と成因について考える・・・といった感じでした。 王権の権原に関する話は省略させていただくとして、「ガリバー旅行記」「ロビンソン・クルーソー漂流記」この二つの話は、共に他民族との接触、「未知との遭遇」の話です。そして、そのコンタクトに際してこの両者の他民族に対する姿勢というものは非常に違っている訳です。 この二人の主人公の「姿勢」(つまりは作者の思想)をこの講話に沿って要約しますと、「ガリバーは初めて会う異民族に敬意を持っているが、ロビンソン・クルーソーはそんなものは端から持っていず、全ては制圧や征服の対象と思っている」ということです。
具体的に言いますと、ロビンソン・クルーソーは原住民を見ると、まず制圧し奴隷にすることを考える訳です。しかしガリバーは全く自身とは異なった外見を持つ「小人族」「フウイヌム」にも敬意をもって当たり、その文化を理解しようとします。そしてフウイヌムの高貴な精神に関心したガリバーは、最後は彼らの国に永住すら希望しているのです。 ある意味、彼が制圧した原住民よりも余程野蛮な征服者たるロビンソン・クルーソーと、異文化を理解し馴染もうとするガリバー。人類全体がいわば野蛮人だった当時はともかく、現代に通用する常識を有するのは、どちらの冒険者であるかは明白でしょう。
さて、これが期待どおり私レベルの人間にも判り易く面白い話でありましたので、非常に満足して、少し良いウィスキーとミネラルウォーターを買って家に帰りました。 そしてここからがenjoyKorea関係の話となります。つまり家に帰り一杯やっていた意地悪な私の頭の中にむくむくと、「これは何かに似ているな」という気持ちが湧いてきた訳です。
メジャーリーグで、チームメート全員からボイコット http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/09/20/20040920000036.html
共存できない民族:メキシコの有力日刊紙レフォルマ http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2001/02/12/20010212000005.html
「マフィア民族に注意」http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2003/11/12/20031112000071.html
エベレストで誇らしい落書きhttp://english.ohmynews.com/articleview/article_print.asp?menu=c10400&no=284627&rel_no=1&isPrint=print
中国に駐在し現地人を虐待 http://japanese.joins.com/php/article.php?sv=jnews&src=opi&cont=opi0&aid=20011205214110100
3年8か月間で2万8000人が国外に追放処分http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2004/10/22/20041022000017.html
ロス暴動では唯一集中攻撃を受ける http://www.nikkeyshimbun.com.br/020613-72colonia.html
「留学生に問題児多い国」(アメリカ)http://japanese.joins.com/php/article.php?sv=jnews&src=soci&cont=soci0&aid=20000601120350400
アルゼンチンで追放したい民族No.1に輝くhttp://korea.hanmir.com/ktj.cgiurl=www.hani.co.kr/section014007000/2002/11/014007000200211281042001.html
素行の悪さからパリでも差別されるhttp://korea.hanmir.com/ktj.cgi?url=http://www.aq.co.kr/aqua_magazine/2002/7_1/column_p.htm
台湾でも最も嫌われているhttp://www.8king.com.tw/condemn/viewpolls.php
モンゴル人も大嫌いhttp://honyaku.naver.co.jp/ktj.html?trn=1&frmbar=0&css_url=http://kr.news.yahoo.com/service/news/ShellView.htm%3fArticleID%3d2003111618312326340%26LinkID%3d8%26NewsSetID%3d463
タイの国民は当然最も嫌っているhttp://japanese.joins.com/php/article.php?sv=jnews&src=soci&cont=soci0&aid=20020419174232400
フィリピンでも嫌われるhttp://korea.hanmir.com/ktj.cgiurl=http://welz.new21.net/write/wri_019.htm
フィリピンのゴルフ場でもさらに嫌われる http://www.inq7.net/spo/2004/feb/10/spo_25-1.htm
東南アジア全域で嫌われるhttp://korea.hanmir.com/ktj.cgi?url=http://bmp.dnip.net:8080/kjcha.htm
世界各地の労働者に嫌われる http://tanakanews.com/b1worker.htm
上掲したのは、世界の各地で現地の人々に受け入れられ溶け込む日本人とは、比較するのもおぞましい某民族の行いです。(残念ながらリンク切れ多し)誇らしい世界の「開拓者」「征服者」である某民族は、どこの国へ行っても、愚かな先住民の気持ちなど考える必要は無い(または理解出来ない)のでしょう。 国際社会の哀れなロビンソン・クルーソー民族(それとも凶暴で愚かな奴隷生物ヤフー?www)は、今日も豊かな文化が栄える異民族の土地をスラムタウン化すべく、そして誇らしいウリナラの文化を広めるべく、現地の人々と摩擦を起こしながら必死に開拓を続けているのです。人類から見てかなり特殊な性向を持つ彼等にとって、ウリナラ以外の世界は、開拓地にでも見えているのでしょうか。正常な文明国の住民からしたら、とても迷惑な話ですね。
※ガリバーとロビンソー・クルーソーのふるまいの対比につきましては、清水義範の短編小説「ガリバー対ロビンソン・クルーソー」(逆だったかな?)が面白くて良いと思います。何せ随分昔の本なので、どの短編集に入っているかは忘れました。読みたい方はご自分で探してくださいね。(ガリバーの方がネガティブな感じで書かれていますけど)
【過去スレ↓】http://bbs.enjoykorea.jp/tbbs/read.php?board_id=phistory&nid=65541&st=writer_id&sw=wat