CBS−2            3/3/04
 
 
CBSドキュメントではADHDのレポートもよく放送される。
アメリカではADHDは日本よりもポピュラーで、子供同士でも
「あいつは、ハイパーだ。」なんて知ったようなことを言う。
 
しかし、何の知識もない医師が安易に診断し、安易に投薬する弊害も出てきているらしい。
 
ある小学校のクラスでは、生徒のほぼ半分がADHDの診断を受ける事態に。
 
それを踏まえ、投薬効果をチェックしながら、その子供に適切な投薬量を探すキャンプをレポート。
 
 
一方で、ADHDそのものを否定する医師もレポート。
 
その医師は、落ち着きのない多くの子供は、外乱物質によるものとねらいを定め、
アレルギー物質を特定。
 
ある少年はチョコレートがアレルゲンであり、チョコレートを食べるとイライラして
落ち着きが無くなる事が判明。
チョコレートを摂取しないようにしてから、落ち着きが出た実績を報道していた。
 
 
 
「ADHDそのものが無い」とするのは、かなり乱暴な話だが、
この話は多くのヒントを与えていると思う。
 
 
私の妻はアスペルガー症候群であるが、ADHDの特徴も併せ持つ。
投薬の効果は絶大で、薬を飲むようになってからすっかり落ち着いた。
 
さらに、最近は前ほどチョコレートを欲しがらなくなった。
 
以前は異常にチョコレートを欲しがり、一旦チョコレートの箱を開けると、
無くなるまで食べ続ける。
途中で止めるということが出来ないんだね。
その、チョコレートを欲しがる時期は、イライラが募る時期とオーバーラップしていたようだ。
 
 
私や妻のようなアスペルガー症候群は、脳機能薬に非常に過敏であり、少量で効果絶大。
と言うことは、食物に含まれる脳機能に関する物質の影響も、受けやすいと考えられる。
 
実際、この仮説について夫婦で話し合ったところ、彼女も
「チョコを食べると、どうも薬の効きが悪い」と感じていたらしい。
 
ということで、我が家では私がチョコを食べるときは、
大っぴらに箱を見せびらかすような事はせずに、そっと隠れるようにして食べている。
 
 
 
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