津市自治会連合会の白山支部(岩脇文郎会長)と美杉支部(結城実会長)が30日、県立一志病院(津市白山町南家城)の存続を求める陳情書を野呂昭彦知事と萩野虔一県議会議長あてに提出した。一志病院については外部有識者による「病院事業の在り方検討委員会」が昨年9月、「診療圏に広域性があるとは言い難く、県立病院としては廃止し、地域ニーズに応えられる事業者に委譲することが適当」とする答申を野呂知事に提出している。
陳情書では「一志病院は津市白山町、美杉町地域を診療圏とする唯一の入院施設のある病院で、地域に必要不可欠」などとして、地域住民の安全・安心確保のために県立病院として存続させるよう求めている。【田中功一】
〔三重版〕
毎日新聞 2009年1月31日 地方版