大慶商事元社長ら3人を再逮捕 宮城県警

 大慶商事(仙台市)元幹部による巨額詐欺事件で、宮城県名取市の不動産売買をめぐり、商工組合中央金庫(東京)に返済すべき売却益をだまし取ったとして、宮城県警暴力団対策課などは29日、大慶商事元社長の西山昭善容疑者(54)=東京都墨田区文花3丁目=ら3人を再逮捕した。

 ほかに再逮捕されたのは元副社長の鄭圭〓(72)=宮城野区小田原3丁目=、元財務部副部長の及川克也(51)=太白区長町南3丁目=の両容疑者。

 調べでは、3人は2004年8月末、名取市の不動産を5億円で売却すると偽った売買契約書などを商工中金に提出し、極度額7億4000万円の根抵当権を解除させた。翌月、この不動産を京都市のレジャー会社に約16億4000万円で売却。約2億8000万円を商工中金に返済し、根抵当権の極度額との差額約4億6000万円をだまし取った疑い。

 鄭容疑者は「身に覚えがない」と否認。西山、及川両容疑者は認めているという。

 3人はこの不動産を利用し、同じ手口でモルガン信託銀行(当時)からも売却益約3億1300万円をだまし取ったとして、詐欺などの罪で起訴されている。

(注)〓は券の刀が水
2009年01月30日金曜日

宮城

社会



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