【社会】練馬区 アニメ支援1億円 海外向け、スタジオ紹介2009年1月31日 07時01分 東京都練馬区は、海外向けに区内のアニメ産業を紹介する多言語によるサイトを立ち上げるなど「アニメのまち」を世界にアピールする戦略を始めた。同区はアニメ産業の活性化に力を入れており、世界に発信していくことで区内にある中小のアニメスタジオを支援する狙いだ。 一九五八(昭和三十三)年に日本初の劇場用カラー長編アニメ映画「白蛇伝」が制作された同区は、現在も九十社以上のスタジオが集まるアニメのまち。区は、アニメ産業活性化事業として新年度予算案に、前年度当初比で三倍近い約一億六百万円を計上した。 海外向けのサイトは英語やフランス語など複数の言語で、区内で制作されたアニメや、区内のスタジオを紹介する。新年度中に立ち上げる予定だ。 また、四月にも国際アニメ映画祭を開催するフランス・アヌシー市と産業提携の協定を結び、両国のアニメスタジオ同士の交流を促進。将来的には、アニメの共同制作や相互の人材育成を目指す。 国内では八月から松本零士作「銀河鉄道999」のキャラクターを印刷した住民票を発行、区独自のキャラクター開発も手掛ける。 (東京新聞)
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