岡山放送局

2009年1月30日 21時4分更新

仕事失う非正規労働者


県内で契約の打ち切りなどによって仕事を失った派遣社員などの非正規労働者は、3400人を超え、増加に歯止めがかかっていないことが厚生労働省のまとめで分かりました。

厚生労働省は、景気の悪化にともなう人員削減の計画を把握するため、去年11月から主な企業を対象に聞き取り調査を行っています。

県内では、去年10月からことし3月までに契約を打ち切られたり契約期間の終了とともに仕事を失ったりする非正規労働者は、今月26日の時点で派遣社員が2877人、期間従業員が501人など、合わせて3404人になっています。

また、調査では、県内の企業で大学生や高校生の採用の内定を取り消したのは3社の合わせて3人で、いずれの企業も倒産にはいたっていないものの、経営がたいへん厳しくなっているということです。