2009年1月30日 21時4分更新
岡山県総社市の医療法人が、介護サービスの記録を偽るなどしてサービスを提供したように装い、少なくとも5年間でおよそ1億4000万円の介護報酬を不正に受け取っていたとして、岡山県は介護サービスの事業所としての指定を取り消すことを決めました。
この医療法人は岡山県総社市で訪問介護や通所介護のサービス事業を手がけている「雄栄会」です。
岡山県によりますと雄栄会は、訪問介護の記録を偽ったり介護職員を配置しているように装ったりしてサービスを提供したように装い、少なくとも去年11月までの5年間に総社市や岡山市など4つの自治体からあわせておよそ1億4000万円の介護報酬を不正に受け取っていたということです。
岡山県は、雄栄会には現在も80人あまりの利用者がいることを考慮して新たな受け皿が見つかるまでの期間を設けた上で、来月28日付けで介護サービスの事業所としての指定を取り消すことを決めました。
県は不正に受け取った報酬は返還させることにしています。
雄栄会の角田光男理事長は「誠に遺憾であり、重ねてお詫びします」と話しています。