古賀潤一郎議員の学歴詐称問題

　２００３年１１月の衆院選福岡２区で初当選した民主党の古賀潤一郎議員が、選挙に際して公表した米国のペパーダイン大学卒業の学歴が事実と異なっている疑いが２００４年１月に浮上した。大学側は学位授与を否定。古賀氏は渡米し、単位不足による未卒を確認。街頭演説では、同大卒業の事実がなかったことを認める一方「故意にやったとは思っていない」と議員辞職を否定。民主党離党と議員歳費を受け取らない意向を表明した。一方民主党は離党届を受理せず、除籍処分に。２月には市民団体などが公選法違反（虚偽事項の公表）容疑で古賀氏を刑事告発。福岡地検と福岡県警は捜査員を米国に派遣して在籍記録を確認する一方、８月末から古賀氏本人に任意で事情聴取し捜査を進めていた。