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　昨年１年間の交通事故による死者５１５５人のうち６５歳以上の高齢者は２４９９人で、全体に占める割合は４８・５％と半数近くに上り、統計が残る６７年以降で最も高くなったことが、警察庁の調べで分かった。０８年の交通事故死者数は６０～６４歳を除く全年齢層で減少し、高齢者も前年比２２８人減。１６～２４歳の死者は５５１人で１０年前の１７９０人から３分の１以下と減少幅が大きい一方、高齢者の割合は増加している。

　シートベルト非着用死者は８１６人で、着用死者（８１９人）を初めて下回った。昨年６月に後部座席のシートベルト着用が義務化され、着用率向上が影響しているとみられる。ただしシートベルトの着用有無別の致死率は、非着用が着用の１１倍で、着用効果は大きかった。【長野宏美】