(CNN) 米カリフォルニア州ロサンゼルス郊外ベルフラワーの病院で26日に八つ子を出産した女性が、すでに6人の子持ちだったと、米誌ロサンゼルス・タイムズが女性の母親の談話として伝えた。女性は一気に、14人の子供の母親になったことになる。
同紙は、八つ子の祖母にあたるアンジェラ・スールマンさんの談話を掲載。女性の子供は現在、2─7歳だという。
また、スールマンさんは、娘が昨年、不妊治療を受けていたことを明かした。これにより、八つ子の赤ちゃんは自然妊娠ではなく、受精卵を子宮内に戻したことから誕生したことが判明した。
出産女性の氏名など詳細は、プライバシーの観点から女性が回復するまで明らかにしないよう、病院側が各メディアに要望している。
八つ子の赤ちゃんは、帝王切開でわずか5分間で生まれてきた。医師らは事前の超音波検査で、七つ子だと考えており、8人目の赤ちゃんを見つけた際には、本当に驚いたという。
男の子6人と女の子2人で、出産直後は3人が呼吸補助機が必要だったが、現在はすでに全員が、自発呼吸している。
米国では1998年に、テキサス州ヒューストンで八つ子ちゃんが生まれており、全米で2例目の八つ子となった。しかし、ヒューストンの八つ子ちゃんの1人は、誕生後に亡くなっているため、全員が無事に育てば全米初となる。