【ソウル=稲田清英】韓国京畿地方警察庁は30日、ソウル近郊の京畿道軍浦市で08年末に21歳の女子大生を殺害した容疑で逮捕された男(38)が、06年末以降にこの女性を含め、女性7人を殺害したことを自供した、と発表した。周辺地域では地元女性が相次ぎ行方不明になっていた。
警察によると、男は軍浦市や水原市など京畿道西南部一帯で、20代から50代の女性計7人を殺害した疑い。30日までにうち6人の遺体が発見された。男は調べに対し、「05年に火災で妻に先立たれ自暴自棄になり、女性を見ると殺したい衝動を感じた」と話しているという。ただ、男は妻の死亡後に巨額の保険金を受け取っており、警察が詳しい背景をさらに調べている。