愛知県の12月の有効求人倍率(季節調整値)が7カ月連続で下落し、1.10倍(前月比0.18ポイント減)となったことが30日、愛知労働局の調べで分かった。ただ、雇用情勢の悪化は全国規模で進んでおり、昨年9月以来の全国1位に返り咲いた。
新規求人数は前年同月比18.0%減。特に製造業での落ち込み幅が大きく同56.7%減、サービス業は同24.4%減だった。
また、新規求職者数(パートを除く)は同79.9%増。そのうち、雇用主の都合による離職者は前年同月比約3.5倍と大幅な伸びを示した。
一方、同局が県内の事業所を対象に聞き取りを行ったところ、非正規雇用の雇い止めは、今月の時点で62事業所2万113人と全国最多だった。
各労働局によると、岐阜県は0.86倍(同0.10ポイント減)、三重県は0.90倍(同0.05ポイント減)だった。【浜名晋一】
毎日新聞 2009年1月30日 13時58分