王滝村は29日の臨時村議会で、旧村営スキー場の長期債務約4億円を繰り上げ償還する08年度一般会計補正予算案を提案した。可決されれば、予算規模に占める借金返済の割合を示す「実質公債費比率」は、09年度決算で25%を下回る見通し。国の「早期健全化団体」の基準値(25%)を切り、予定より3年早く財政再建をほぼ果たすことになる。
村総務課によると、財政調整基金の取り崩し(約2億円)と、借り換え債発行(2億円)を財源に、09、10年度のスキー場債務約4億円を08年度内に繰り上げ償還する。【光田宗義】
毎日新聞 2009年1月30日 地方版