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【三重】

鳥山選手、2年ぶり優勝 中部日本スキー(回転・成年男子B)

2009年1月28日

回転成年男子Bで優勝した鳥山真也選手=福井県大野市の九頭竜スキー場で

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 福井県大野市で開かれている常陸宮賜杯第59回中部日本スキー大会(中日新聞社など主催)は27日、回転と距離のフリーが行われた。県勢は、回転の成年男子B(27歳以上)で鳥山真也選手(鳥山商事)が2年ぶりの優勝を飾るなどメダル3個を獲得した。

 回転では成年女子A(25歳未満)で芳川愛実選手(水谷モデル)が3位。同B(25歳以上)で鳥山陽子選手(NTT西日本・東海)が確実な滑りで前回に続く3位入賞を果たし、渡部真穂選手(スポーツクラブジョイフィット鈴鹿)は5位に食い込んだ。

 雪がちらつく中で行われた距離のフリーは、成年男子C(35歳以上)の木原博之選手(陸上自衛隊久居駐屯地)が6位入賞した。同Bの三羽栄一郎選手(三岐通運)は7位に入った。

 競技初日を終えての県得点はアルペンが25点で5位。距離は5点で6位にとどまり、総合6位。最終日の28日は大回転と距離のクラシカルが行われる。

◆鮮やかな逆転劇

 鮮やかな逆転優勝だった。

 トップと0秒19差で迎えた2本目。回転・成年男子Bの鳥山真也選手は、積極的な滑りで白銀の斜面を駆け下りた。

 ゴール直後、電光掲示板の記録を見てガッツポーズ。「自分らしい滑りができた。ライバルにも勝ててうれしい」。2年ぶりの優勝にほおを緩めた。

 昨年はミスが続いて3位。この日は1本目の反省を昼休みの間に修正した。杉山晴朗総監督は「優勝は冷静にコースを分析した結果。経験が成せる技だね」と熟練の滑りをたたえた。

 昨年30歳を迎え「体力的な衰えは感じる」と言うが、持ち前の向上心がそれを補う。毎年新しい滑り方を研究したり、ライバルと意見交換したりと「常に挑戦者の気持ちでいたい」ときっぱり。

 今年は県選手団の主将を務め、スキーに取り組む姿勢は後輩の手本になっている。

 「優勝でチームも自分も勢いづけば」。28日の大回転でも果敢に旗門を攻めて2冠を目指す。(平井良信)

 ◇そのほかの県勢成績

 【回転】成年男子A (12)大川直輝(大阪産業大)(17)高橋史也(中京大)(19)植松佑太(名城大)▽同B (9)南谷歩(四日市市消防本部)(20)溝口晴崇(伊勢工業高)▽同C (19)橋本和典(津スキー協会)(21)武田洋一(林自動車商会)▽成年女子B (13)吉田みやこ(JA多気郡)▽少年女子 (14)大川翔子(久居高)

 【距離・フリー】成年男子A(10キロ) (16)酒井亮輔(関西学院大)(20)山本侑彦(陸上自衛隊久居駐屯地)(22)北岡一樹(三重大)▽同C(5キロ) (9)石田達矢(本田技研鈴鹿)▽少年男子(10キロ) (24)筒井亮太(津西高)(26)阪勇人(鈴鹿高)▽同女子(5キロ) (11)馬場有加里(桑名工業高)

 

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