新聞労連は8日、過去1年間の優れた記事・企画を表彰する第13回新聞労連ジャーナリスト大賞の選考結果を発表し、毎日新聞クラスター爆弾取材班の「クラスター爆弾廃絶キャンペーン」が優秀賞を、大阪本社学芸部・栗原俊雄記者の「戦艦大和・シベリア抑留体験者を追う」(大阪本社紙面連載)が第3回疋田桂一郎賞を受賞した。
大賞には朝日新聞志布志事件取材班の「鹿児島県警の暴走をめぐる一連の報道」が、特別賞には神戸新聞の「あなたの愛の手を」が選ばれた。
疋田桂一郎賞は、大賞選考委員だった元朝日新聞記者の遺志を生かし、報道の信頼回復などに貢献した記者に贈られる。毎日新聞記者の受賞は2年連続で、共同通信大阪社会部の池谷孝司記者、真下周記者の「『反省』が分からない-大阪姉妹刺殺事件」と共に受賞した。
毎日新聞 2009年1月9日 東京朝刊