28日、ドイツラジオ局ボイス・オブ・ドイツは中国の温家宝首相の訪問に際し、リニアモーターカー技術が売却される可能性が高いと報じた。写真は上海のリニア路線・上海トランスラピッド。

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独中首脳会談でリニア技術売却に合意か―ドイツ
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2009年1月28日、ドイツラジオ局ボイス・オブ・ドイツは中国の温家宝(ウェン・ジアバオ)首相の訪問に際し、リニアモーターカー技術が売却される可能性が高いと報じた。29日、環球時報が伝えた。

昨年、ドイツのミュンヘン市では空港までのリニアモーターカー路線建設が検討されたが、当初の予算をはるかに上回る建設費が必要だと判明、断念した。ドイツは世界トップクラスのリニアモーターカー技術を有しているが、開発費の高さから実際の営業路線建設は絶望視されていた。

そこで取りざたされているのが、リニア技術および特許の中国への売却。上海市ではすでに営業路線が運用されており、現在は延長工事を実施するなどの運用実績を持ち、今後も鉄道インフラ整備を大々的に進める必要があることから、中国側もリニア技術の獲得には積極的な姿勢を示している。一方、技術を売却しても開発費の回収は難しく、ドイツ国内で貴重な技術を売り渡すこと自体への反発も強いが、現状から見れば売却は現実的な選択肢だと言える。今回のメルケル首相と温家宝首相との会談で議題に上ると見られ、順調ならば合意文書の調印にまで進む可能性もあるという。(翻訳・編集/KT)
2009-01-30 12:57:52 配信

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