2.2.電話
NTT(
東日本・
西日本)では、
電話サービスの一つとして、
117番(有料)にて24時間現在の時刻をリアルタイムで提供している。
サービス開始当初の声はニッポン放送アナウンサー真壁静野(アナウンス例「ただいまから○時○分○秒〈丁度〉をお知らせします」)、現在のアナウンスの声は
ナレーターの
中村啓子(アナウンス例「午前〈午後〉○時○分○秒〈丁度〉をお知らせします」)である。
NTT中継回線(テレビ)の
テストパターンの音声にも同じものが流れていて、かつては北海道の民放各局の札幌地区以外の地域では放送休止時間帯に(117番に掛けなくてもすなわち実質的に無料で)聴く事ができたが、現在は民放各局が、NTTに代わり、
北海道総合通信網の中継回線を使用する事で北海道内全域で
終夜放送を行う様になり、放送休止中でもNTT中継回線のテストパターンは流れなくなったため、時報も聞けなくなった。その限られた時報放送も、道内テレビ中継回線のデジタル方式完全移行に伴い、視聴できる機会は事実上なくなった。
なお、電話による時刻案内を
英語で「Speaking_clock」という。ダイヤル番号は各国毎に異なる(例:
イギリスでは「123」)。
アナログ方式の交換機がまだ多数使われていた
1970年代 -
1980年代においては、交換機の仕様で「同時に時報へ電話をかけてきた人と会話ができる」という現象がまれに発生した。まだ
インターネットや
ツーショットダイアルが普及していなかった時代に、見ず知らずの人との会話を楽しめるこの現象は当時の中高生の間で瞬く間に知れ渡り、深夜になると親の目を盗んで時報に電話をかける若者が続出した。この現象は
電電公社がNTTになった時期に交換機が改修されたのかまったく見られないようになった。
(注1)
1.ダイヤル<117>を廻せ
http://www4.zero.ad.jp/kenjizou/hontou/no30.html