鹿児島県指宿市をPRしようと、「いぶすき花の女王」の大久保要美さんら「指宿菜の花キャンペーン隊」が28日、菜の花を手に毎日新聞デジタルメディア局を訪れ、一足早い春の香りを届けた。
指宿では現在、800万本の菜の花が満開。薩摩富士とも呼ばれる開聞岳と池田湖をバックに咲き乱れる。この風景の中、1月11日に開かれた「菜の花マラソン」では、過去最高の1万8000人が走り抜けた。
また「篤姫」が幼少時代を過ごした今和泉島津家の領地をめぐるボランティアガイドが好調で、すでに10万人が利用したという。今年4月には、指宿の海の幸を紹介する特産品市場「活お海道(いおかいどう)」が山川港にオープン。鹿児島では魚のことを「いお」と呼び、魚と特産の「カツオ」をかけて「活お」と名づけられた市場では、朝市や食堂、物産販売などを展開する予定という。
菜の花の花束を携えた大久保さんは、「一人旅もいいですが、カップルや家族など大切な人と指宿に訪れて、温泉と地元の料理を楽しんでください」と話し、「おじゃったもんせ」と呼びかけた。
キャンペーン隊では1月29、30日、東京都庁の第一庁舎2階で、葉の花や菜の花漬のプレゼントを実施するほか、2月5日まで指宿の観光を紹介するコーナーを設置する。【江刺弘子】
2009年1月28日