東京新聞のニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 群馬 > 1月30日の記事一覧 > 記事

ここから本文

【群馬】

『前向きな返事得た』 館林市長 小児患者受け入れで

2009年1月30日

 小児医療体制の維持を目指し邑楽館林地域の一市五町で設置した緊急対策本部が栃木県の病院に緊急患者の受け入れを要請したことをめぐり、館林市の安楽岡一雄市長は二十九日の定例会見で、「前向きな返事を得た」と明らかにした。

 市によると、館林市長と邑楽郡五町の町長、県の担当部課長、館林厚生病院長らが二十日から二十八日にかけて、栃木県の佐野厚生総合病院(佐野市)、独協医科大学病院(壬生町)、足利赤十字病院(足利市)を訪問して要請。佐野と足利の病院長らから「受け入れは可能だが、集中しないようにしてほしい」などの回答があったという。

 今後も県外の病院を訪問し、要請する。安楽岡市長は「県境を越え、各病院の専門性を生かし、互いに支え合っていく体制を築かなければならない」と述べ、両毛六市(太田、桐生、館林、みどり、栃木県足利、佐野)で検討中の広域医療連携の重要性を強調した。 (川口晋介)

 

この記事を印刷する