人には色々な権利が有る。そう教わったし、疑問に思ったことは無かった。
また人は自由であるべきだ。そう教わったし、疑問に思ったことは無かった。

全ての行為の権利と自由が有るとは当然思わない。殺人、窃盗等の権利や自由は、普通は無いと思う。
しかし、そのような例外を除けば、人は皆権利が有って、自由だ。
だから、何かを好む権利がある。BLでもンコでも死体としたいでも何でも良い。人の嗜好は自由であり、それを好む権利は保障されるべきだと思う。

好きになる権利が認められるなら、嫌う権利も認められる。ロリタイプの女の子と熟女タイプなら、熟女が好きだ！と言う嗜好は、転じてロリタイプは好みではない、と言う嗜好でもある。嫌う権利は保障されるべきだと思う。（「好まない」と「嫌う」の違いとか、細かい事は気にしないでね☆）

誰もが嫌う権利を持っているから、人間同士仲良くやる為には嫌われないように気をつける事が大切だと思っていた。更に、その考えが一人歩きをして、人を嫌うことは悪いことだとすら思ったことも有る。
「嫌われない権利」を求め、他人にもその権利を保障しようと考えた・・・とも言える。
人を殺すとか、相手から物を盗むとか、「明らかに嫌われる、常識を逸脱した行動」をしていない限り、嫌われないべきだ、と言う考え方。

これをぐるぐる考え続けていると、矛盾にぶつかった。

「嫌われない権利」は、保障されるべき他人の「嫌う権利」を否定している。「嫌う権利」は転じれば「好む権利」だから、「嫌われない権利」は「好む権利」も否定していることになる。

「嫌われない権利」を求める人は、「嫌われない状況を好む権利」を行使しようとしているのだが、他人の「好む権利」を否定し、しかし自分の「好む権利」の保障を他人に要求している。

これって、有り得ないじゃん。

AちゃんとBちゃんに同時に告られたら、Aちゃんを｢好む権利｣と、Bちゃんを｢嫌う権利｣を行使する必要が有るではないかw
更に、Bちゃんの｢嫌われない権利｣を保障すると言うことは、自分の｢好む権利｣を喪失することになる。
複雑な権利の行使を避ければ、AちゃんもBちゃんも、どちらも失うのである。
馬鹿者、である。

結論：「嫌われない権利」は存在しない。

もひとつ俺結論：迷ったら、ウハウハか下ネタで考えると、纏まる。

長文オナヌースレ御免。。。