2009年1月29日 19時24分更新
日本とインドネシアが結んだEPA・経済連携協定に基づいて来日したインドネシア人の介護士が、29日から県内の介護の現場で働き始めました。
インドネシア人介護士の受け入れは、介護現場の人手不足の解消につながると期待され、県内では29日から、特別養護老人ホームなど4つの施設で、9人が仕事を始めました。
このうち、岡山市宿毛の特別養護老人ホームには、インドネシアの首都、ジャカルタ出身のテレシア・タンプボロンさんが到着し、介護の仕事をする辞令を受け取りました。
テレシアさんは学んだばかりの日本語で「規則を守って働きます。よろしくお願いします」とあいさつし、仲間の職員や入所者から歓迎を受けていました。
テレシアさんは、日本語の勉強や介護の仕事を3年間続けながら、介護福祉士の国家資格を取ることを目指します。
入所者の84歳の女性は「笑顔がよい人ですね。仕事にも慣れてくれると思います」と話していました。
また、ホームの中村耕治施設長は「適切な介護技術を身につけてもらえるよう指導していきたい。将来的に介護現場の人材はさらに不足するだろうから、外国人で働きたい方を積極的に受け入れていきたい」と話していました。