宮崎県警捜査2課などは29日、知人男性に対する宮崎地裁の「破産事件受理票」を偽造し、宮崎市内の消費者金融に郵送したとして、偽造有印公文書行使容疑で川崎市中原区の会社員柏田清光容疑者(41)を逮捕した。
男性名義で数十万円の借金をし、返済困難のため取り立てを免れようとしたとみられ、容疑を認めているという。
同容疑者はかつて宮崎県内のサッカーチームに所属し、2007年の参院選では建築家の故黒川紀章氏が党首の共生新党から比例代表に立候補したことがある。
調べでは、柏田容疑者は同年10月上旬、宮崎地裁の書記官印入りの男性に対する破産事件受理票を偽造し、消費者金融に郵送した疑い。
入手した別の破産事件受理票を参考にして偽造を行ったとみられ、文書の不自然さに気付いた同社が地裁側に問い合わせて発覚した。