舛添要一厚生労働相は29日、民主党の山岡賢次国対委員長が関係する会社が作成したリポートに舛添氏の論文が盗用されているとして、30日までの書面による経緯説明と謝罪を求める文書を山岡氏側に送った。
舛添事務所によると、02年11月に舛添氏のホームページなどに掲載した論文が誤字までそのまま無断転載されているといい、対応次第では「法的手続きを検討せざるを得ない」と通告している。
リポートを作成したのはコンサルタント業の「ニューワールド」(東京都渋谷区)で、「医療の合理化と医療レベルの維持について」の表題で、題、内容とも舛添氏の論文と同一だという。
栃木県真岡市の福田武隼市長が、01年に山岡氏から秘書派遣を受けたことへの報酬名目として、01~03年に同社を通じ山岡氏に計405万円を提供したと説明している。【吉田啓志】
毎日新聞 2009年1月29日 21時39分