19日午前8時45分ごろ、福岡市西区小戸3丁目のマンションから人が転落した、とマンションの住人から110番通報があった。県警によると、転落したのは同区内の中学校に通う1年生の男子生徒(13)。病院に運ばれたが、約30分後に死亡が確認された。事件事故や自殺などの面から転落原因を調べている。
このマンションは10階建て。西署によると、6階の住人が「ドスン」という音に気づいて下をのぞいたところ、東側の敷地内に制服姿の生徒が倒れていた。生徒のものとみられるカバンが、このマンション1階の非常階段入り口付近にあったという。同署は足跡などから、生徒が非常階段の6階と7階の間の踊り場から落ちたとみている。
生徒はこのマンションの住人ではないという。同署が家族に事情を聴いたところ、生徒はこの日午前8時15分ごろに通学のため自宅を出ていたという。現場は生徒の通学路の近くだった。
福岡市教委によると、生徒は剣道部に所属。先週の金曜日は登校し、部活動にも参加していた。これまでの学校側からの聞き取りでは、いじめなどのトラブルは確認されていない。