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校庭芝生化「橋下知事も応援」と寄付募る 府の承諾なし

2009年1月29日

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 大阪府の橋下徹知事は29日、「校庭の芝生化を推進する」として自ら広告塔となって個人や企業から資金を募ろうとした民間団体に活動を中止するよう求めたことを明らかにした。橋下知事の奥下剛光私設秘書と後援会関係者が設立にかかわったが、奥下氏らが「担当部局が承諾している」と事実と異なる報告をしていたという。橋下知事は「責任を感じる。不徳の致すところ」と話した。

 府によると、この団体は「グリンク実行委員会」。橋下知事が意欲を示す府内の小中学校の校庭の芝生化を支援するためとして、府民の寄付や企業の協賛金を募り、団体経由で府の基金に寄付するとして設立準備を進めてきた。

 後援会関係者によると、今年1月19日に準備室を設立。橋下知事は同日あった自らの政治資金パーティー後、「僕が応援という形をとっている」と報道陣にアピール。団体のホームページにも橋下知事の写真が載った。

 ただ、芝生化を担当する府環境農林水産部によると、事前の交渉で、寄付金が団体を経由して府の「みどりの基金」に入る仕組みのため、透明性に問題があるとして、橋下知事や府の名前を使うことは認めていなかった。

 橋下知事は朝日新聞の取材に「担当課がゴーサインを出したと聞いたので認めた。コントロールがきちんとできていなかった。僕サイドで確認不足があった」と話した。

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