サブカテゴリー

中1体罰の担任教諭 別の生徒に「空気読めない」

 福岡市西区のマンションから飛び降り自殺した市立内浜中1年の男子生徒(13)が昨年6月に男性担任教諭(37)から体罰を受けた問題で、学校側が当時事実関係を把握しながら市教育委員会に報告していなかったことが29日、分かった。市教委が明らかにした。

 内浜中の薄公治校長は「学校内で解決すべきトラブルで、市教委に報告する必要はないと判断した」と説明。市教委は「学校側の対応に問題があった」として口頭で薄校長を指導した。

 市教委によると、福岡市学校管理規則で、体罰やいじめなどがあった場合、市教委に「事故報告書」を提出することが義務付けられている。

 市教委によると、担任教諭は昨年6月、男子生徒のいじめを疑って事情を聴いた際、ひざを4回蹴るけるなどした。学校側は母親からの相談で直後に事実を把握したが、担任教諭を口頭で注意しただけで、事故報告書は提出していなかった。

 生徒は亡くなる3日前の今月16日にも、担任教諭に忘れ物を理由に叩かれていた。校長が体罰のことを市教委に報告したのは20日だった。

 また母親によると、生徒が飛び降り自殺した19日朝、母親の携帯電話に息子から10回ほど着信があり、留守番電話におえつのようなうめき声が残っていたという。

 担任教諭をめぐっては、別の生徒について「空気が読めない」と中傷するような発言をしていたとの情報もあり、市教委が確認を急いでいる。

[ 2009年01月29日 18:58 ]

関連ニュース

読み込み中..

関連写真

読み込み中..

PR

ニュース

クイックアクセス

スポニチ てれびぃ

スペシャルコンテンツ

このページの先頭に戻る ▲