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福岡・中1自殺:「先週から学校いや」 母、憔悴のなか明かす

転落死した男子生徒が通っていた中学校の保護者会に集まる母親ら=福岡市西区で2009年1月19日午後7時57分、田中雅之撮影
転落死した男子生徒が通っていた中学校の保護者会に集まる母親ら=福岡市西区で2009年1月19日午後7時57分、田中雅之撮影

 福岡市西区小戸3の10階建てマンションで19日朝、近くに住む市立内浜中1年の男子生徒(13)が転落死した事故で、生徒の母親は19日、毎日新聞の取材に「息子は先週から学校に行きたがらなくなっていた」と明かした。福岡・西署は自殺とみて調べている。学校は同夜、1年生の緊急保護者会を開き、生徒が亡くなったことを説明した。

 生徒の両親は午後3時過ぎに帰宅し、母親が取材に応じた。生徒は先週から学校に行きたがらなくなったが、19日朝の登校時は普段と変わった様子はなかったという。母親は泣きはらした顔で「どうしてこんなことになったのか、分からない」と憔悴(しょうすい)していた。

 同校は全校集会を開いて生徒に状況を説明し、部活動は中止して午後3時過ぎに一斉下校させた。同級生の男子は「成績上位で、教室では友達と和気あいあいと過ごしていた。悩みがある様子はなかった」。同じ剣道部の2年男子は「頭のいい、普通の子だった。何でこうなったのか分からない」と話した。

 保護者会は午後8時からあり、約160人が参加。生徒が死亡したことや、20日以降、生徒に心のケアなどのアンケートをすることなどを説明した。終了後、薄(すすき)公治校長は「(亡くなった生徒は)入学から1日も欠席はなかった。担任もいじめのようなものは聞いていない」と話した。【朴鐘珠、門田陽介、高橋咲子】

2009年1月20日

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