DVDでモンスター・ペイシェント対策
医療機関でのいわゆる「モンスター・ペイシェント」の暴言、暴力対策に詳しい労働科学研究所の吉川徹副所長と北里大医学部の和田耕治さん(公衆衛生学)の講演の模様を収録したDVD「一般医療機関における暴言・暴力の予防と対策」(ケアネット)が、1月16日から発売されている。
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コンテンツは、▽医療機関における安全衛生マネジメント▽医療機関における暴言・暴力対策▽効果的な暴言・暴力のリスクマネジメント―の3部構成で、収録時間は81分。国内の医療機関での対策例や、海外での先進的な取り組みなどを紹介している。
和田さんは「医療機関内での暴言、暴力は増えているが、対策を全く行っていない、もしくは包括的な対応ができていない医療機関が多い」と指摘。「暴言、暴力対策を進める際には、医療機関のトップが『暴言や暴力は許さない』『医療従事者を組織で守る』という方針を明確に示すことが大切。現場のスタッフだけでなく、ぜひ院長や理事長にも見ていただきたい」と呼び掛けている。
更新:2009/01/29 19:19 キャリアブレイン
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