ここから本文エリア 現在位置:asahi.com> マイタウン> 北海道> 記事 ドクターヘリ 道北と道東、予算化2009年01月29日 ■道、2機分1億6000万円 ヘリコプターが救急現場に駆けつけ、医師が患者を治療しながら病院に搬送する「ドクターヘリ」について道は、道北圏(旭川市など)と道東圏(釧路市など)に計2機を新たに配備するための必要経費を09年度当初予算案に盛り込む方針を固めた。政府は09年度に全国で新たに8機を導入する方針で、道内では札幌市に配備済みの1機を含めて3機態勢が実現する。 ドクターヘリの新規配備について高橋はるみ知事は、道北圏と道東圏からの強い要望もあって予算確保に前向きだった。しかし、道内企業の業績低迷などで09年度の道税収入は今年度より大幅に落ち込む公算が大きく、高橋知事は昨年12月下旬の記者会見で「1月末ごろまでに判断したい」と慎重な姿勢を見せていた。 ドクターヘリの補助対象は、運航主体への委託費や医師、看護師の人件費などで1機あたり約1億6千万円。2機だと約3億2千万円。国と道で折半するため、道の持ち出し分は約1億6千万円となる見通しだ。 ヘリ運航の事業主体となる基地病院は道東圏が釧路市立釧路病院、道北圏が旭川赤十字病院の予定。4月以降、事業主体が厚生労働省に事業計画書を提出するとともに、運航ヘリの調達作業に入る。機体の選定に手間取るようだと、運航開始の時期もずれ込むことになる。
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