【エルサレム前田英司】ガザ地区に侵攻したイスラエル軍が地元住民を不当に拘束し、非人道的な扱いをした疑いがあるとして、イスラエルの七つの人権団体が28日、軍と検察当局に調査を要求した。最大紙イディオト・アハロノト(電子版)などが伝えた。
人権団体によると、住民らは屋外のくぼ地のような場所に長時間拘束され、手を縛られて目隠しされたうえ、食料も十分与えられなかった。ガザ地区北部アタトラには土盛りの壁に囲まれたイスラエル軍の作った野ざらしの「拘置所」跡が残っており、複数の住民が毎日新聞に同様の拘束状況を証言していた。
毎日新聞 2009年1月29日 10時12分