関東財務局東京財務事務所は28日、昨年10~12月期の都内の経済情勢について「急速に悪化している」と判断し、7段階で判定している天気マークを「くもり」から「小雨」へ2段階の下方修正をしたと発表した。「小雨」は下から2番目の判定。天気マークが「小雨」になることと、2段階の下方修正は、いずれも03年4月の公表開始以来初という。
主な判定の根拠としては、鉱工業生産指数(季節調整値)が昨年9月から11月にかけて13・1%減と、過去最大の落ち幅を記録。11月の法人企業景気予測調査でも今年度下半期は前年同期比27・5%の減益が見込まれており、個人消費や住宅建設も低迷している。東京財務事務所は今後も「当面は悪化が続く」とみている。【木村健二】
〔都内版〕
毎日新聞 2009年1月29日 地方版