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小金井市:光熱水費、削減の半額を還元へ 環境取り組みで、小中校に /東京

 小金井市は4月から、市立小中学校に光熱水費削減の努力を求め、削減できた費用の半分を学校に還元する試みを始める。学校現場に環境教育を積極的に取り入れる狙いがある。稲葉孝彦市長は「還元されるお金がわずかでも、きっかけになれば」と期待する。

 市が28日に発表した来年度の当初予算案に、電気やガスの使用量計測モニターの設置費用として、117万円が盛り込まれた。

 ドイツで同様の取り組みが盛んなことが市議会の一般質問などで取り上げられ、市が杉並区など先行自治体の事例を見ながら実施方法を検討してきた。

 初年度は小中2校ずつを選び、1年間の光熱水費(電気、ガス、水道、灯油の費用)が、過去3年間の平均費用を下回れば、差額分の半分を学校に支給する。支給金の使途に制限はなく、学校全体で使える書籍の購入などに充てられるとみられる。

 電気、ガスはパソコンで時間ごとの使用量が分かるモニターを設置し、節約の効果を見えやすくして、やる気を起こさせる。

 稲葉市長は「10年度には全14校に取り組みを広げたい。先生や児童生徒のみなさんが、環境問題に積極的に取り組んでくれることを期待したい」と話した。【中村牧生】

〔多摩版〕

毎日新聞 2009年1月29日 地方版

 
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