最終更新: 2009/01/29 19:23

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ベトナムODA事業めぐる贈収賄事件 PCI元幹部ら3人に執行猶予つき有罪判決 東京地裁

ベトナムでのODA(政府開発援助事業)をめぐる贈収賄事件で、不正競争防止法違反の罪に問われている大手コンサルタント会社「PCI(パシフィックコンサルタンツインターナショナル)」の元幹部ら3人に対し、東京地方裁判所は、執行猶予がついた有罪判決を言い渡した。
この事件は、PCIの元常務・坂下治男被告(62)ら3人が2003年12月、ベトナム・ホーチミン市の幹線道路建設のODA事業を受注した見返りに、現地の当局者に謝礼などの名目で60万ドルを渡したなどとして、不正競争防止法違反の罪に問われているもの。
29日の判決で、東京地裁は「贈賄額を見込んだうえで、契約代金を水増しするなどしたもので、競争阻害にとどまらない害悪を実現化したもので、わが国のODAの信頼を損なうことになりかねない」などとして、坂下被告に懲役2年・執行猶予3年など、3人に執行猶予つきの有罪判決を言い渡した。
また法人としてのPCIに対し、罰金7,000万円を言い渡した。

(01/29 16:06)


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