「円天」で2,200億円以上集め事実上破たんの「L&G」 破たん時の預金残高は2億円
独自の通貨「円天」を使い、2,200億円以上を集めて事実上破たんした健康商品販売会社「L&G」をめぐる事件で、破たん時の預金の残高は、およそ2億円しかなかったことがわかった。警視庁などは近く、幹部らの強制捜査に乗り出す方針。
L&Gは、波 和二(なみ・かずつぎ)会長(75)のもと、円天という独自の電子マネーを使って、「100万円を出資すれば、1年で36%の配当が得られる」などとうたい、5万人から2,200億円以上を集めたとされている。
L&Gは、2007年10月、事実上破たんしたが、管財人の弁護士によると、破たん時の預金残高は、およそ2億円しかなかったという。
28日、波会長は「あと1年2年すると、おれはすごい評価されるぞ。人類は、波 和二を失うということは、大変な損失だと。はい、シーユーアゲイン」と話していた。
L&Gは、2007年2月、出資者への配当を突然停止していて、警視庁などは、L&Gが返済の見込みがなくなったあとも金を集め続けていたとみて、波会長らおよそ20人の幹部らを近く、組織的詐欺の疑いで逮捕する方針。
(01/29 13:27)