首都圏放送センター

2009年1月29日 16時0分更新

診療報酬詐取の疑いで再逮捕

旧厚生省で不正を監視する立場にあった横浜市の医師が、診療報酬100万円あまりをだまし取ったとして逮捕された事件で、この医師がほかにもおよそ170万円の診療報酬をだまし取ったとして、詐欺の疑いで警察に再逮捕されました。
医師は、容疑を否認しているということです。
再逮捕されたのは、かつて旧厚生省に勤務していた医師の菅谷良男容疑者(58)です。
この事件は、菅谷医師が男性の入れ墨を消す治療で健康保険の対象となる手術をしたと見せかけて、診療報酬100万円あまりをだまし取ったとして、逮捕・起訴されたものです。
警察がカルテの分析などを進めたところ、横浜市泉区にあった診療所で、ほかの男女5人の入れ墨を消す治療をした際もおよそ170万円の診療報酬をだまし取っていた疑いが強まったということで、詐偽の疑いで再逮捕されました。警察によりますと、菅谷医師は、「不正な請求はしていない」と容疑を否認しているということです。