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最終更新:2009年1月29日(木) 12時14分

インフルエンザの万能ワクチンを開発

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 厚生労働省の研究班が、さまざまなタイプのインフルエンザに効く万能ワクチンの開発に新たに成功しました。研究班は新型インフルエンザの予防につながると期待を寄せています。

 現在使われているワクチンは、ウイルスの表面のたんぱく質をもとに作られていますが、ウイルスの表面が変化しやすいため、効果が薄れてしまうこともありました。

 しかし、新しいワクチンは、様々なタイプのウイルスに共通する内部のたんぱく質を合成して作るため、ウイルスの一部が変異しても効果があります。

 実験でマウスにこの新しいワクチンを接種したところ、新型インフルエンザウイルスに変異する可能性が高い鳥インフルエンザや、タミフルが効かないAソ連型のほか、A香港型のいずれも症状が出なかったということです。つまり、どんなインフルエンザにも効果があるいわば万能ワクチンなのです。

 「従来のソ連型・香港型に加えて、新型にも有効性が発揮できると期待できるということです」(国立感染症研究所・内田哲也研究官)

 今後、副作用がないかなど調べるため、実用化までには数年かかるということですが、内田研究官は「一刻も早く実用化につなげたい」と話しています。(29日11:31)



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