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群大付属病院:小児科医引き揚げ 足利赤十字病院に小児救急受け入れ要請 /群馬

 ◇館林市長ら要請

 館林厚生病院(館林市)の小児科常勤医2人を、群馬大医学部付属病院(前橋市)が引き揚げる方針を示した問題で28日、県保健福祉部と安楽岡一雄・館林市長、邑楽郡5町の町長らが、足利赤十字病院(栃木県足利市)に対し、同科の緊急患者の受け入れを要請した。同赤十字病院の小松本悟病院長は「命にかかわる重大なことなので、受け入れたい」と前向きに検討する考えを示した。

 この問題では1市5町の首長らが20日、佐野厚生総合病院(同県佐野市)に緊急患者の受け入れを要請し、ほぼ了承された。また、21日には独協医科大学病院(同県壬生町)に、小児科医派遣を要請、「担当教授と綿密に相談し検討する」との回答を得ている。

 首長らは今後、小児科医の数が比較的多いとされる慶応大学病院(東京都新宿区)▽横浜市立大学付属病院(横浜市)▽羽生病院(埼玉県羽生市)--などに、医師派遣などを要請する方針だ。

 一連の働きかけで、急患発生時の対応について関係者は「まずまずのめどがついた」とみている。安楽岡市長は「『ドクターヘリ』で、前橋赤十字病院(前橋市)まで15分で搬送できることが、27日の訓練で分かった。子供を持つ親などに、心配をかけさせないように、引き続き医師確保に向けて努力する」と述べている。【中野秀喜】

毎日新聞 2009年1月29日 地方版

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