死亡事故、歩行者が乗車中上回る 08年警察庁まとめ昨年1年間の交通事故死者5155人のうち、歩行者は1721人(33・4%)で、1974年以来、34年ぶりに自動車乗車中の1710人(33・2%)を上回り最多となったことが29日、警察庁のまとめで分かった。 65歳以上の高齢者が2499人(48・5%)とほぼ半数を占め、統計が残る67年以降の最高率を更新した。乗車中の割合減少について、警察庁は「エアバッグなど安全装備の普及に加え、飲酒運転厳罰化やシートベルト着用義務化など自動車対策の効果が出た」と分析している。 まとめによると、交通事故による死亡者は8年連続で減少し、昨年は前年比10・3%減の5155人。このうち歩行中は222人減の1721人、自動車乗車中が303人減の1710人、2輪車が990人、自転車が717人だった。 自動車乗車中の死亡者についてシートベルト着用の有無をみると、着用率向上を反映し、非着用が816人(前年比18・5%減)で着用中の819人(同12・7%減)を下回った。座席別の死亡者に占める非着用者の割合では、後部座席が187人中134人(71・7%)で最も高率だった。 一方、道交法の取り締まり件数は前年比6・0%減の約1291万件だった。 【共同通信】
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