その昔日本には、世界から“奇跡の復活”と言われた高度経済成長の時代がありました。この経済成長を支えたのは、もちろん労働者たちということに異論はないところですが、その影には居酒屋文化があった―― そう語った評論家がいました。きつい仕事の中での愚痴や不満を、仕事仲間と輪になって居酒屋で全部発散、解消できたからこそ、翌日また元気に仕事に立ち向かえた、というのです。面白い分析ですね。
団塊世代が現役を引退しつつある今、居酒屋の中心的存在は、現代を生きるパパたちに移りました。しかし、時代がいくら進化し変化しようとも、人間の中身はいつの時代も変わらず、同じことで笑い、泣き、を繰り返すものです。さて、パパたちの一晩のお酒代は一体いかほどなのでしょうか?
第一位は、「3000~5000円」。「1万円まで」ということなら、4人に3人はこのゾーンに属するようです。社会や経済の中心選手となりつつある35歳・パパ世代には、様々なお酒での思い出が、今やたくさんあることでしょう。
バブル以前、高度経済成長を支え、大きな仕事をした団塊世代は、銀行にお金を預けておくだけで、高利率のためお金が増えていき、それが即資産運用となっていた時代。しかし現代における、あまりに低い金利下ではそうはいきません。資産をしっかり運用していくには、それぞれ個々が“創意工夫”を求められます。
投資信託は、これから力を発揮していく世界の新興国や国際優良銘柄などに、幅広く投資することができ、かつリスクヘッジに優れた金融商品です。現在各国が施している経済対策が効果を示し始めるだろう年央ころには、じわじわとその頭を持ち上げてくることが予想されています。
団塊世代が語り、笑い、議論を尽くした居酒屋では、今夜も現役世代であるパパたちが、様々な話に花を咲かせています。「ちょっと一杯行こうか」。誰からともなく声が上がったとき、よし来た! と粋に思えるような、気持ちにも財布にも余裕のある男でいたいものです。
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