但馬
雪の里山へ スノーシュー体験散策会 神鍋高原
一面の銀世界が広がる雪山をスノーシューで歩く森さん=豊岡市日高町東河内の大机山 |
かんじきよりも雪に沈みにくいアルミニウム製の「スノーシュー」を履いて、神鍋高原の雪山を歩く一行。先頭で「この足跡はウサギですよ」「この標高でシラカバは珍しいんです」などと語りかける声が響く。同高原でこのほど開かれたスノーシュー体験散策会。スキーヤーの歓声が遠くで聞こえる里山は、冬ならではの動植物の息づかいが感じられる、ユニークな散策コースになっていた。(大山伸一郎)
日高町観光協会が主催する散策会で、参加者を案内している森芳明さん(60)。四年前、この「西洋かんじき」を知った。紹介してくれた知人の「これから冬のレジャーは、スキー場だけでは限界がある。もっと自然を身近に感じられる方法を探さないと」という言葉に共感。民宿経営の傍ら、冬の高原の新たな楽しみ方を伝えようと銀世界を見下ろす里山に登る。
「雪が降ると普通は行動が制限されるが、逆に夏には下草や蔓(つる)が邪魔をして足を踏み入れることができないような道でも自由に歩ける。落葉樹が多い里山では視界が開け、小動物を探すのも楽しい」という森さん。「雪山は想像以上に疲れるので軽い気持ちは禁物だが、冬ならではの発見がある」とその魅力を語る。
散策会は二月八日、同二十二日、三月八日にも行われる。
問い合わせは同観光協会TEL0796・45・0800。神鍋高原では散策会のほか、道の駅でスノーシューのレンタル(五百円)も行っている。
(1/27 10:41)
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