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ガザ地区で停戦後最大の衝突、米中東特使訪問に影

  • 2009年01月28日 02:55 発信地:ガザ市/パレスチナ自治区
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パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)上空で、フレア(おとり用熱源)を発射するイスラエル軍のヘリコプター(2009年1月27日撮影)。(c)AFP/DAVID BUIMOVITCH

【1月28日 AFP】(一部更新)パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)近郊で27日、イスラエル軍とイスラム原理主義組織ハマス(Hamas)との停戦後最大の衝突があり、イスラエル兵1人とパレスチナ人1人が死亡した。バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領が派遣したジョージ・ミッチェル(George Mitchell)中東特使の中東初訪問を前に、暗い影を落とした形だ。

 イスラエルとガザ地区との境界にある検問所で爆弾が爆発し、イスラエル兵1人が死亡したことをきっかけに、イスラエル軍兵士がガザ地区に越境して攻撃を行ったほか、空爆も行われた。

 イスラエル軍の報道官によると、同軍部隊がKissufim検問所付近にいたところ、「爆発物が爆発し、下士官1人が死亡し、将校1人が重傷を負った」という。そのほかに2人の兵士が軽傷を負った。イスラエルのエフド・バラク(Ehud Barak)国防相は、この爆発の後、イスラエル軍による反撃が行われる可能性を示唆していた。

 医療関係者によると、爆弾事件後、ガザ地区南部では、イスラエル軍による攻撃で24歳のパレスチナ人1人が死亡したほか、ハマスの戦闘員1人とパレスチナ人2人が空爆で負傷したという。

 報道によると、イスラエル軍兵士はガザ地区南部に越境して農家に向けて発砲したところが目撃されているほか、また、同地区北部でも、越境して建物を砲撃するイスラエル軍部隊が目撃されているという。一連の攻撃は、イスラエルとハマス双方が停戦に入った18日以来最大規模のもの。(c)AFP/Mai Yaghi

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