ニュース: 経済・IT RSS feed
別府のホテル、宿泊代をウォンで支払い
大分県別府市の観光業者らでつくる別府市外国人旅行者受入協議会は28日、韓国人観光客の利便性向上のため、加盟する宿泊施設内での支払いを韓国ウォンでできるようにするサービスを2月下旬から始めると発表した。
協議会によると、1年間で同市を訪れる外国人観光客のうち韓国からの客は約8割を占めるが、世界的不況による円高ウォン安などの影響で昨年後半に急減したという。
甲斐賢一会長は「両替の手間を省き、普段の通貨をそのまま使える心理的メリットは大きい。サービスの水準を上げて別府をさらなる国際観光都市にしていきたい」と話している。
公示レートを目安に各施設でレートを設定し、宿泊代だけでなく施設内での飲食代や土産物代などもまとめてチェックアウトの際にウォンで精算できるようにする。市内の12のホテルや旅館で開始する予定。