雑誌記事ヤマダ電機“一人勝ち”に顔をしかめる家電メーカーフォーサイト1月26日(月) 11時46分配信 / 経済 - 経済総合〇八年九月中間期の連結業績で、家電量販店の生命線とも言える増収を維持したのは、業界首位のヤマダ電機のみだ。 収益が落ちた量販店は在庫処理で値下げを強いられ、利益率も下がっていく。特に不況時は、複数店舗で価格を比べる客が多くなる。 結果的に選ばれやすくなるのは、大量仕入れで仕入れ価格を下げ、値下げしても利益を確保できるヤマダ。かくして一極集中がますます進むというわけだ。 ヤマダの売上規模は、業界二位のエディオン(デオデオとエイデンが経営統合した持ち株会社)の二倍以上。ガチンコの消耗戦を挑むライバルは、今のところ見あたらない。 強すぎるガリバー量販店の存在は、家電メーカーにとって、ただでさえ厳しい納入価格交渉が一段と厳しいものになることを意味する。歓迎したくない展開に、メーカーは業界再編に望みをつなぐのみだ。 フォーサイト1月号 NEWS PROVEより
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