レセプトオンライン化で共同声明−四病協方針
日本精神科病院協会(日精協)などで構成する四病院団体協議会(四病協)は1月28日、レセプトオンライン請求義務化に関する共同声明を出す方針を固めた。国がレセプトオンライン請求の義務化期限を公表した後にレセコン機種やソフトを購入した病院については、ソフトの再更新計画を提出すればオンライン化に対応済みと認めるよう求めるなどの内容で、正式な声明文は2月上旬にもまとまる予定だ。
【関連記事】
「手書きレセプト」開業医の約6割が「閉院を検討」−オンライン請求義務化
全医連が第一回臨床研究会
撤廃・緩和の第3次答申を決定―規制改革会議
「オンライン請求義務化で廃院」8.6%
支払基金の抜本改革を−規制会議
医療機関からのレセプト提出については、原則として2011年度までに完全オンライン化する計画が決まっており、四病協の各団体もこれまで協力姿勢を示してきた。しかし、四病協は今回、国がレセコンメーカーなど関係業者への指導を十分に行ってこなかったため、計画の表明後も医療機関がオンラインに対応していない機種を購入してきたと指摘。これによりリース期間中に対応機種の購入を強いられるため、結果として、医療機関側が不要な損失を被ることになったとしている。
完全オンライン化への対応策として厚生労働省は、レセコンのデータから電子レセプトを作成できるソフトウエア「レセスタ」の普及を推進している。これに対して四病協では、レセコンの販売業者がレセスタの「普及に非協力的」で、導入実績も「極めて少ない」としており、声明では、レセスタのメリットについて一般国民や医療関係者に説明することも求める。
日精協の山崎學副会長は同日の記者会見で、「国が必要な機能を付けるよう(メーカーなどに)最初から指導していたら、何でもない話だった」などと述べ、国の政策ミスが混乱を招いているとの見方を示した。
更新:2009/01/28 19:59 キャリアブレイン
新着記事
レセプトオンライン化で共同声明−四病協方針(2009/01/28 19:59)
介護療養病床の短期集中リハは「マンパワー不足 ...(2009/01/28 19:26)
「手書きレセプト」開業医の約6割が「閉院を検 ...(2009/01/28 18:44)
注目の情報
PR
記事を検索
CBニュース会員登録メリット
気になるワードの記事お知らせ機能やスクラップブックなど会員限定サービスが使えます。
一緒に登録!CBネットで希望通りの転職を
プロがあなたの転職をサポートする転職支援サービスや専用ツールで病院からスカウトされる機能を使って転職を成功させませんか?
【第46回】長谷川博史さん(日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププラス代表) かつては死に直結するイメージを持たれていたエイズだが、近年、医療の進歩でHIV陽性者の予後は長期化しており、長期の服薬や高齢化によるさまざまな健康問題などが生じている。こうした中、日本HIV陽性者ネットワーク・ジャンププ ...
全国的な医師不足の深刻化を受けて昨年7月、医師が足りない医療機関に対する緊急的な救済措置として、国は「緊急臨時的医師派遣システム」をスタートさせた。医師確保が困難な病院からの依頼で、各都道府県が国に医師派遣を要請。厚生労働省での検討や調整を経て、対象病院に医師が派遣される仕組みだ。派遣期間は原則6 ...
WEEKLY
アクセスランキング
ランキングがバージョンアップ!
週間・日間ランキングの他に、スクラップ数ランキングやみんなの感想ランキングが新しく登場!!
>>ランキング一覧はこちら