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 【大阪】三井不動と住友不動が中之島に大規模施設(11/11)

  開発が進む中之島西部地区で、新たに二つの大規模施設の建設計画が動き出した。計画地は「中之島三丁目中央地区」内。住友不動産は現在の住友中之島ビルを改築し、ビジネス、商業の複合ビルを建設する計画。2012年春の完成を目指す。最大延べ面積6万5,000u程度が見込まれる。三井不動産は、現在駐車場などに使用している土地にホテルの建設を計画。最大延べ面積1万6,000u程度が見込まれる。10年代のオープンを目指す。この計画に対応して、大阪市が地区計画の変更手続きを開始した。
 「中之島三丁目中央地区」ではすでに中之島三井ビルディング(北区中之島3−3−3)が完成しており、住友中之島ビルの改築はこれに続くものとなる。建設地は中之島三井ビルディングの東隣りで、北区中之島3−2−18。現在の建物は鉄骨鉄筋コンクリート造地下2階地上13階建て延べ3万9,179u。77年10月に完成。2000年にリニューアルした。設計は日建設計、施工は竹中工務店・鹿島・鴻池組JVが担当。
 地区計画の変更後は、敷地約5,000uに容積率1,300%が可能となる見込み。土地利用の基本方針は、「業務施設の高度な集積と商業・サービス施設、ビジネス交流施設などの一部導入」とする。
 中之島三井ビルディングの西隣りでは中之島ダイビルが09年3月の完成を目指して建設中。住友中之島ビルの東隣りでは朝日新聞ビルとフェスティバルホールの複合再開発が発表されており、京阪中之島線・渡辺橋駅の前に超高層ビルが居並ぶことになる。
 一方、三井不動産がホテルの建設を計画しているのは、中之島ダイビル建設地の南側で、医科大学前通線と中之島線に挟まれた三角地。土佐堀川沿いの土地。
 現状は、時間貸し駐車場と私設公園(三井中之島ポケットパーク)。全体は約4,000uで、このうちの約2,000uの敷地(現駐車場)にホテルを建設。2,000uはホテル隣接の広場的空間として一体的な整備を行う。ホテル建設予定地は地区計画で容積率800%が可能となり、土地利用として「宿泊・商業・サービス施設などの導入」が指定される。広場的空間の容積率は100%、土地利用は「公共的空間との連続性を考慮した広場などの整備」が指定される見通しだ。
(2008/11/11)
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