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中国製ギョーザ中毒:昨年4月、河北省の20社が購入 事件後、天洋の回収分

 【北京・浦松丈二】中国製冷凍ギョーザの中毒事件で、中国国営・新華社通信(英語版)は24日、製造元の天洋食品(河北省石家荘市)が事件後回収したギョーザについて、河北省の企業約20社が昨年4月に購入していたと報じた。25日付の中国各紙はこの記事を掲載しておらず、日本向けに事実関係を説明する狙いとみられる。また、同省当局者は、承徳鋼鉄が配布したギョーザを食べた男性従業員1人が体調不良を訴えたが、病院に行かずに回復したと明らかにした。一方、同じように配布された唐山鋼鉄では食中毒は発生していないとしている。

 関係者によると、同省当局が経営難に陥った天洋食品を救済するため、地元企業にギョーザ購入を指示していた。当時、中国側は「中国国内で毒物が混入した可能性は極めて低い」との見解を示しており、輸出前に回収された製品は安全だと判断していたという。

毎日新聞 2009年1月26日 東京朝刊

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