橿原市議選(定数26)が告示された。市内は候補者の名を掲げた選挙カーが駆けめぐり、雇用対策や議会改革、子育て支援などを訴える声があちこちでこだまする。市役所周辺も期日前投票に訪れる市民らで連日活気づいているようだ。
選挙ポスターの掲示板に目をやると、それぞれの個性が感じられる一方で、女性候補の少なさに少し残念な気持ちになる。有権者数では、女性が男性を5000人以上上回っているのに、候補者32人のうち、女性はわずか5人と全体の2割に満たない。
市政は最も身近な行政。街づくりに一層女性の視点を生かすためにも、次の選挙で女性候補が増えることを期待したい。(林)
毎日新聞 2009年1月28日 地方版