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振り込め被害 過去最悪23億円 未然防止も3倍に (1/2ページ)

2009.1.28 09:36

 埼玉県内で平成20年に発生した振り込め詐欺の被害額は約23億円で、過去最悪になったことが、県警振り込め詐欺総合対策本部のまとめで分かった。県警は振り込め詐欺の撲滅に向け、強化推進月間となる2月に特別警戒を実施。2月13日の年金受給日に約3000人を動員して警戒に当たるほか、被害防止のための広報活動を強化する方針だ。

 まとめによると、県警が20年に把握した振り込め詐欺件数は、前年比84件増の1524件で、被害額は同約1億3343万円増の23億954万円といずれも過去最悪を記録。東京、神奈川に次いで全国ワースト3位だった。

 振り込め詐欺犯の検挙数は、前年比13人増の39人。不正に取得した口座や携帯電話を供給するなど、振り込め詐欺助長犯の検挙は同43人増の120人だった。ATM(現金自動預払機)から現金を引き出す役割の「出し子」の検挙は20人だった。

 被害、検挙人数が増加するなど、振り込め詐欺犯の活動が活発化している中、金融機関窓口などで、「振り込め詐欺の心配はないですか」と指摘するなどの被害の未然防止も、前年の77件から約3倍の229件となり過去最高を記録。防犯意識の高まりも顕著になった。

 被害を手口別で見ると、「オレオレ詐欺」が最も多く820件。続いて「還付金詐欺」が321件、「融資保証金詐欺」が200件、「架空請求詐欺」が183件となっている。

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