首都圏放送センター

2009年1月28日 12時39分更新

韓国女性強盗殺人で無期懲役


去年6月、埼玉県川口市で焼き肉店を経営する女性を殺害し、現金などを奪ったとして、強盗殺人などの罪に問われた男に対し、さいたま地方裁判所は、「短絡的で身勝手な犯行だ」として、無期懲役の判決を言い渡しました。

この裁判は、去年6月埼玉県鳩ヶ谷市の内装業、岩井誠治被告(41)が、川口市青木で焼き肉店を経営する韓国人のキム・ユンヒさん(当時69歳)の胸を刃物で刺して殺害したうえ、現金13万円や77万円分の貴金属などを奪ったとして、強盗殺人などの罪に問われているものです。
29日の裁判で、さいたま地方裁判所の大谷吉史裁判長は、「被告は仕事で得た金を遊びに使って、下請け業者への金の支払いなどに困るようになったため、被害者を殺害し、現金などを奪おうと考えた」と指摘しました。
そのうえで、「犯行は短絡的で身勝手なもので、酌量の余地はない」として岩井被告に、求刑通り無期懲役の判決を言い渡しました。