国内の製造業で働く派遣など非正規労働者のうち、40万人が3月までに失業する恐れがあるという見通しを業界団体がまとめました。
製造業への派遣会社や請負会社で構成する業界団体が、加盟する各社に対して行った聞き取り調査によりますと、今年3月末までに全国の製造業で削減される非正規雇用の従業員は、全体の4割に上るとしています。
全国の製造業で働く派遣・請負社員は、景気が悪化する前には100万人以上いたとみられ、失業する数は40万人に達する可能性があるとしています。
厚生労働省は、3月末までの非正規雇用の失業者数はおよそ8万5000人という調査結果を示していますが、業界団体はおよそ5倍を見込んでいることになります。(28日10:59)